日本一の歴史を誇りつつ、最先端の医療の実践する外科
東京大学腫瘍外科・血管外科は、前身である旧第1外科が開講されたのが明治26年(1893年)ですので、創立してから120年以上にもなります。これは、日本の外科の中で最も長い歴史を持つ外科である事を意味しています。但し、伝統だけにとらわれているのではなく、常に最新の情報と技術を取り入れ、最先端の医療を実践しています。
例えば、ロボット手術です。ロボット手術とは、外科医が直接臓器に触れずに遠隔操作で手術を行うアメリカで開発された最先端技術なのですが、東京大学腫瘍外科・血管外科では、いち早く大腸癌や直腸癌の治療に取り入れています。ロボット手術の利点は、ミリ単位の細かい手術が可能な事、腹部を開かずに手術を行うので身体への負担が大幅に軽減される事等が挙げられます。